人工透析とカリウム

弊社は健康指導師会を運営しています。

健康指導師会で学び、資格を取った健康指導師に向けては毎月月例会を行っており、

自身の在り方や知識のブラッシュアップを行っています。

今日は5月の月例会でした。


今日は茨城の健康指導師が持ってきたご相談。

人工透析とカリウム

についてです。


一般的に、人工透析している方は医師にカリウムを制限させられます。

人工透析をしているということは腎不全なわけで、腎臓が正しく機能しておらず、カリウムの排泄がうまくいかないのです。

カリウムの排泄がいまくいかなくなると、高カリウム血漿となり不整脈を起こしたり心臓停止するおそれがある、という理由からカリウムを制限させられます。


しかしその一方で、カリウムは細胞内に必要なミネラルです。

カリウムが足りないと人は生きていけません。

それを取るなということは、ミネラルバランスが崩れ他の弊害が出てくることが考えられます。


過去弊社に相談にいらした、人工透析されていたお客様はみな、

例に漏れず医師にカリウムを取るなと言われていました。

ですよね。

私たちはいつも「では1日にどれくらいのカリウムまでなら大丈夫なのか聞いてみてください」と言うのですが、それを答えてくれるドクターは、ほぼゼロ。



(笑)



でも、数年前、

ただひとり。

ただひとりだけ、きちんと返事をくれた、ある若いドクターがいます。

いろんな文献を調べてくれたのでしょう。


彼の返答は、「1日に1300mgのカリウムまでなら大丈夫」でした。



1300mg。


カリウム1300mgってどのくらいでしょうね。

イメージつきませんね。


※カリウムの1日の目安量は成人男子で2500mgで、成人女子で2000mgとされています。


以下の表は生の状態でカリウムの少ない野菜。


今日も健康指導師と知識のブラッシュアップができました。




Rumi






美と健康のスーパーヘルス栄養学

病気の方や ダイエット中の方、 妊活中の方への 食事・栄養指導をしています。 正常分子栄養学の観点で、 ココロとカラダのあれこれをお伝えします。

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