生理不順の原因は?|無月経の栄養療法

生理がないのが普通になっている若い女子がたまにいます。

はい、それ普通ではありませんよ!

今日は生理不順と無月経についてお話ししていきます!

生理不順とは?


生理不順とは、正常な生理周期の目安である25~38日とは違うペースで月経が訪れている場合を指します。

月に2回来るとか、
2ヶ月に1回来るとか、
何ヶ月も来てないとか、
ないとか。

そういった状況でしたらもう立派な生理不順なわけです。


なぜ生理不順になる?

それではなぜ生理不順になるのでしょうか?

よく言われるのは、
「ホルモンバランスが崩れる」ことが原因。

こう言われてしまうと非常に抽象的な感じがしてイマイチよくわからないですね。

重要なのは、
「なぜホルモンバランスが崩れたのか」
を観察すること。

おそらく、
・環境の変化によるストレス
・過労などによるストレス
・睡眠不足によるストレス
・心労などによるストレス
・無理なダイエットや食事の偏り
・体の冷え

ざっと挙げただけでこれだけのストレスが考えられます。

ストレスと聞くとイライラすることだけを想像すると思いますが、質の悪い食事などをすることで受けている「体のストレス」もあるんです。

ここでみなさん。
人はストレスを感じたとき、
実は体の中では相当なビタミン・ミネラルなどの栄養素を消耗していることをご存知でしょうか?!


つまり、ストレスが原因と言うだけでは正確ではなく、
ストレスによって栄養素を消耗してしまい
体が栄養不足に陥っていることが原因。
とも言うことができるのです。

そして生理不順のほとんどが、食事や栄養療法で改善することが可能なのです。

生理不順を改善する栄養療法


それでは生理不順や無月経を改善する栄養療法についてお話しします。

ネットでは「朝食を食べない人は無月経の確率が高い」というのもありますが、それだけで括ってしまうのは雑すぎる気がします。

無月経の場合、補わなければならない栄養はこちら!


葉酸
ビタミンB3
ビタミンB6
ビタミンE
亜鉛


こう書いてしまうとなんだか処方箋のように見えて、この5種類の栄養をサプリメントで補わなければならないのかーという気になってきますが、

まず見なければならないのは、食事。

サプリメントだけ摂ったって、とんでもない食事をしていたらなんの意味もないのです。


上から葉酸・ビタミンB3、ビタミンB6はビタミンB群と言われる栄養素たちです。


ビタミンB群とは、人間がエネルギーを作るときに必ず必要な栄養素ですが、糖質ばかり食べているとその糖質をエネルギーに変えるためにかなりのビタミンBが消耗されます。


そして多くの方が摂っている糖質に対してカバーできるだけのビタミンBが摂れていません。


その状態で様々なストレスが降りかかってきたらさらに様々なビタミンミネラルが消耗しますから、体はガタガタ。


実際、無月経の方の食事はほとんどが糖質ばかりという共通点があります。


例えば、

朝:トーストとコーヒー
昼:パスタ
おやつ:パンケーキ
夜:居酒屋でお酒とつまみ


この食事ではほとんどが精白された糖質で、
ビタミン、ミネラル、タンパク質など本当に体を作る栄養がちっとも摂れていません。

例えばこんな感じに変えてみるのはどうでしょうか。

朝:目玉焼き、ごはん、海苔、しゃけ
昼:生姜焼き定食キャベツ盛り
夜:焼き鳥、野菜、漬物、お酒

こんな感じであれば糖質も少なく、
毎食にビタミンB群と亜鉛が補えます。

それでもうまく行かなければビタミンEを増やす必要がありますが、Eを食事から大量に摂取するのはかなり難しいので、これはサプリメントをおすすめします。

まとめ


いかがだったでしょうか。


正常分子栄養学の基本、
いのちの鎖栄養素である、

タンパク質
あぶら
ビタミン
ミネラル
植物栄養物質

この5つを意識して食事し、
それでも難しい場合はサプリメントでも補う。

これでほとんどの場合改善できるはずです。


Rumi


美と健康のスーパーヘルス栄養学

病気の方や ダイエット中の方、 妊活中の方への 食事・栄養指導をしています。 正常分子栄養学の観点で、 ココロとカラダのあれこれをお伝えします。

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